シャンプーが薄毛の原因に？ラウリル硫酸Ｎａの成分とは？
ラウリル硫酸ナトリウム・ラウレス硫酸ナトリウム・石鹸シャンプーなどの成分が、頭皮や毛髪にどのような影響やダメージを与えるかを調べました。今後の薄毛対策のために是非参考にしてください。
今後の薄毛対策のためシャンプーの成分に注目してみましょう。
シャンプーは頭皮に対して刺激が強い
シャンプーには頭皮に優しい自然素材を使用している製品や、無添加の商品など、頭皮の汚れ等を落とします。髪や頭皮の汚れには、皮脂や頭皮の古い角質などが挙げられます。
シャンプーの1番の役割は皮脂を洗い流す事ですが、皮脂は主に脂で出来ており、強めの洗浄力のシャンプーでないと落とすことが出来ません。シャンプーの洗浄力が強いと、「頭皮や毛根に刺激となり毛根に悪い影響を与える」と日本臨床毛髪学会で明言されました。洗髪時のシャンプー成分が薄毛対策の天敵となるのです。
ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naは髪の毛に悪い成分！？
シャンプーについての口コミをチェックしていると、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naを成分に含んだシャンプーは頭皮に良くないという記事を頻繁にみかけますが、その真実は一体どうなっているのか、美容師や毛髪のプロが使わないNGなシャンプーの素材について調べてみました。
美容師や毛髪のプロが使わないNGなシャンプーについて
ラウリル硫酸塩系シャンプー（ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naなど）
ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naなどは、その洗浄力の高さや泡立ちが良い点、原価が安いなどの理由から、市販されている多くのシャンプーによく含まれている要素ですが、合成界面活性剤として特に刺激と毒性が強い成分として知られています。
洗浄力が高過ぎるゆえに、頭皮の乾燥やかゆみの要因にもなり、頭皮や髪の毛に大きなダメージを与える可能性があります。
ラウリル硫酸Ｎａ
ラウリル硫酸ナトリウムはアニオン界面活性剤です。泡立ちが良く強い洗浄性が特徴で、原価が安い為、一般向けのシャンプーに広く使われる素材として知られています。
洗浄力と脱脂力が強く、さっぱりと皮脂や汗・汚れ等を洗浄出来ますが、必要以上に頭皮から皮脂を奪うというデメリットを持ち、頭皮が乾燥して毛穴も痛んでしまいます。さらに、ラウリル硫酸Ｎａは、頭皮を守る役目を果たす「皮膚常在菌」を死滅させると言われており、薄毛の進行、かゆみやフケ、抜け毛といった症状を引き起こす恐れがあります。
ラウレス硫酸Ｎａ
ラウレス硫酸ナトリウムは、ラウリル硫酸ナトリウムから刺激性をマイルドにした成分です。
こちらもラウリル硫酸ナトリウムと同様に市販のシャンプーに使用されています。
石鹸シャンプー
石鹸はアルカリ性のため、頭皮との相性が悪く髪の毛や頭皮に痛みを与えます。石鹸系のシャンプーはアルカリ性の為、弱酸性の毛髪を洗うと髪の毛のキューティクルが開いた状態で、洗い上がりの髪はギシギシとごわつきや軋みが発生します。
そのため、石鹸シャンプーでは、シャンプー後にクエン酸やリンスで弱酸性に戻す必要があります。そのままにしておくと髪の状態が悪化します。
過酷な環境で育つ髪の毛
髪の毛を桶で1ヶ月に１度だけしか洗わなかった時代に比べ、現在の環境は髪にとってかなり過酷な環境です。
例えば、
- 毎日のシャンプーでの洗髪
- タオルドライ時の刺激
- ドライヤーの熱によるダメージ
- 髪型を整えるワックス等の整髪料
- ヘアカラーやブリーチ、パーマ
- 太陽からの紫外線
日常生活では上記のように髪や頭皮にダメージを受けます。
これらの損傷から頭皮を守るのが皮脂ですが、皮脂が洗浄力の強いシャンプーで根こそぎ洗い流され過ぎると頭皮が弱まります。更に髪を痛みから守るキューティクルが剥がれ落ち、髪が細くなり髪全体のボリュームがなくなります。
シャンプーは１日に1回
頭皮の臭いや髪の毛のテカリが出てしまうのが嫌で、朝晩と１日に２回シャンプーをしている方もいるのではないでしょうか。しかし薄毛対策の観点で見るとNG行為です。
実は、この行為は髪や頭皮にかなりダメージを与えます。皮脂が過剰に洗い流されると頭皮に皮脂が足りず、さらに多くの皮脂を分泌します。これは頭皮の皮脂が足りないと自然に起きるので、過剰に皮脂を落とす事はしないよう注意して対策を行いましょう。
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